屋根・外装塗装
ハートホームでは塗料に対してもこだわりを持っています。 日本ペイントや関西ペイント、SK科研など、長年の経験から信頼のおける大手の塗料材を採用しています。 塗装は建物の仕上げであり、塗装を施すことで建材の劣化を防ぎ耐久性を高め、建物の寿命を伸ばすという重要な役割があります。 こちらでは塗装の種類について、塗装の工程についてを詳しくご説明させていただきます。
塗装材によって耐久年数や特徴が違ってくるので、塗料についての知識を持って正しい塗料選びをするのは重要です。 塗装に使用される塗料は大きく分けると次の7つです。
種類 | 耐久年数 | 代表塗料 |
---|---|---|
アクリル※ほとんど使用しない | 5〜7年 | オーデグロス プリーズコート |
ウレタン※ほとんど使用しない | 8〜10年 | クリーンマイルドウレタン 水性ファインウレタン |
シリコン | 10〜15年 | ファインシリコンフレッシュ クリーンマイルドシリコン セラMシリコン2 花コレクションシリーズ |
ラジカル制御形 | 12〜15年 | パーフェクトトップ エスケープレミアムシリコン アレスダイナミックTOP |
フッ素 | 15〜20年 | ファイン4Fセラミック クリーンマイルドフッソ ルミステージ |
光触媒 | 15〜20年 | ハイドロテクトカラーコート |
無機 | 20〜25年 | 無機ハイブリッドコートJY KFスーパーセラ |
※耐久年数は適切な下地処理を施した上での数字であり、環境にも左右されます。
※耐久年数に幅があるのは同じ種類の塗料でもグレードやメーカーによって違いが出てくるからです。
日本ペイント株式会社とは、本社が大阪府北区にあり職人達の間で通称日ぺ(ニッぺ)と呼ばれ親しまれている日本の大手塗料会社です。
1881年光明社として創業し、1927年現在の社名に改称されました。
塗料だけでなく、塗料以外の化学製品も取り扱いがあり、外壁用のペンキから自動車の塗料、道路の白線なども手がけています。
海外でも「NIPPON PAINT」の名で通るほど有名な会社です。
関西ペイント株式会社とは、本社が大阪府中央区にあり職人達の間で通称関ぺ(カンぺ)と呼ばれ親しまれている日本の大手塗料会社です。
1918年に創業し、1926年に業界に先駆けてラッカーの国産化を実現し、社業の基を築いた会社です。現在では日本で業界一位の売り上げを誇る総合塗料企業となりました。
動車用塗料の分野では、日本を含めアジア圏で首位に位置しています。
エスケー化研株式会社とは、本社が大阪府茨木市にある日本の大手塗料会社です。
1955年に創業し、特に外装用に強く、建築仕上げ塗材で国内最大手を誇ります。
装飾用、内装用でも高いシェアを持ち、その他耐火被覆材、断熱材などにも展開しています。
塗料メーカーの中では日本ペイントや関西ペイントと並び、海外展開に積極的な企業としてもその名を知られています。
適切な工程で作業を行う事で塗料の定着を良くし万全な塗膜を作ります。
塗料の特性や耐久性を最大限に活かせるかどうかは塗装の下処理や工程にかかっています。
屋根・外壁塗装工事における「ケレン」というのは、外壁塗装の工事のリフォームを行う際に既存外壁の新しい塗膜が強固に密着させる為に行わないといけない作業の中の1つです。
ケレンをきちんと行う事で、新しい塗膜としっかり密着させる事へと導きます。
適度なケレンを行わなければ、素晴らしい塗料を採用して使っても新しい塗膜は3年位しか持たない事があります。
丁寧にケレンをして新しい塗膜を作る事で、塗料メーカーが発している塗膜の寿命を発揮する事が出来ます。
ケレン作業をしなければ、良い塗膜を作る事は出来ません。
実は非常に重要な役割を担っているのが高圧洗浄処理です。
外壁や屋根の表面に塗装してできた塗膜は、毎日屋外で紫外線、雨風、排気ガスなどにさらされているので、年月とともに耐久性が劣化していきます。
劣化した場合は、そのままボロっと丸ごととれるわけではなく、少しずつ粉化していくのです。
これを塗料の「チョーキング現象(白亜化現象)」といい、外壁の表面を手で触ると塗装と同じ色の粉が手につくようになりますので、自宅の外壁にチョーキング現象が起こっているかどうかはすぐに見つけることができます。
チョーキング現象が起こっている外壁にそのまま塗料を塗っても、チョーキングが起きているような劣化した塗膜には粘着力がなくなっていますので、一緒に新しく塗った塗料まで剥がれてしまいます。
そうすると、塗装から年数が経過していなくても本来の耐用年数を迎える前に外壁は修復が必要な状況になってしまうのです。
実際、弊社にいただくお問い合わせの中にも、「塗装から1年しか経っていないのに塗装がすぐに剥がれてしまった」というご相談がよく寄せられます。
つまり、外壁塗装における高圧洗浄作業は、せっかく塗装した塗料がたった数年で剥がれてしまわないように、外壁の表面にある古い塗膜を取り除くために行われているのです。
もちろん古い塗膜以外にも、カビ、藻、コケ、汚れ、チョーキングの粉など外壁表面の様々な汚れをまとめて落とすことも高圧洗浄の目的です。
よって、外壁塗装における高圧洗浄作業は「汚れを洗い落とすため」というよりも、「旧塗膜などをまとめて削り落とすため」といった方が作業の目的を表すうえでは正しい表現と言えます。
下塗りとは、後に塗る中塗りと上塗りの塗装工程のベースとなる工程です。
下塗りに使用する塗料にはシーラーやフィラーといった種類があり、中塗りや上塗りとは役目も中身も全く違う塗料を使用します。
下塗りを塗ることで外壁素材との付着力を高めて、高い耐性の塗膜とすることができます。別名「下地強化剤」とも言われ、この工程がないと後の中塗りや上塗りの塗膜がしっかりと定着しません。
その為、塗装工事をするにおいて一番大事な工程とも言えます。
下塗り材はあくまで下地ですので、色合いは塗装の完成色として選んだ色とは異なります。下塗り材は透明か白、クリーム色のような目立たない色の場合がほとんどです。
サイディングの場合は、サイディング自体にまで浸透していく浸透型の下塗り材であるシーラーという下塗り材を使用します。
モルタルの場合、細かいクラックなどの隙間を埋めたり、中塗りや上塗りの塗料が余計に吸い込まれ過ぎないように膜を張る効果があるフィラーという下塗り材を使用します。
中塗りとは、下塗りの次に行う塗装工程です。
外壁の色決めの際に選んだ色の塗料を使い、色塗り1回目というとわかりやすいかもしれません。
ただし、色塗りは1回の塗布ではムラなどの塗り残しが出てくるので、色塗り2回目の上塗りの作業を重ねます。
上塗りとは、中塗りが終わった後に仕上げの塗装として行う塗装工程です。
中塗りと同じ材料を使い、中塗りでは塗り切れなかったムラなどの塗り残しをカバーするように綺麗に仕上げていきます。
2段階で色つき工程を行うことで、塗膜に十分な厚みを持たせることができます。
最終工程の仕上げ塗りですので、丁寧に塗布することが大切です。
最終工程ゆえに、美しい仕上げ塗りの技術を問われる工程になります。
塗り替えの際は上塗り1回では綺麗にならない場合もあるので、その場合は2回目の上塗りを行います。